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ブランディングデザインとは?その目的やメリットと実践の手順を解説。

2023.11.13
BRANDING

ブランディングデザインは、そのブランドの「性格」を視覚的に表現することです。たとえば、ブランドロゴやテーマカラー、フォント、イラストや写真など、ブランドイメージを構築するために必要な視覚的な情報全てが含まれます。これらは全てひとつになって、人々がそのブランドに対して持つ感情や期待をカタチ作ります。これは、あなたが人と初めて会った時に、相手の服装や表情や振る舞い方がその人の印象に大きく影響するように、 ブランドも視覚的な情報のデザインによってブランドの印象を構築することができます。

目次

1. ブランディングデザインの目的と重要性
 ・ブランディングデザインの目的
 ・ブランディングデザインの重要性
2. ブランディングデザインの構成要素
3. 効果的なブランディングデザインの考え方
4. 中小企業のブランディング戦略
 ・中小企業がすぐやるべきブランドづくりの方法
 ・中小企業がすぐやるべきブランドづくりの手順

1. ブランディングデザインの目的と重要性


ブランディングデザインは単なる美学ではありません。それは、ブランドの目的と市場での立ち位置を明確にするための戦略的な行為です。ブランディングデザインがなぜ重要なのか、そしてそれが達成しようとしている具体的な目的をまずは確認しましょう。

ブランディングデザインの目的

 ブランドイメージの統一 

ブランドのどこを見ても同じ配色やタッチを使用していると、人はそれを見ただけでブランドを認識することができます。

 ブランドイメージの視覚化 

一目でそのブランドの性格や価値がわかるように、視覚的なデザインに落とし込みます。 前段の思考や分析を経てたどり着くフェーズです。

 ブランドの差別化 

選ばれ続けるために、他とは違う特別な商品であることを、コンセプトメイキングや特定のデザイン要素を用いて 構築していきます。

 ブランド価値の向上 

高品質のままブレのないブランドイメージを継続することで、人々はそのブランドに対してより高い価値を感じるようになります。

ブランディングデザインの重要性

差別化のためのデザイン
他のブランドとは一線を画すような独自のビジュアル表現を展開できれば、競合の中で 印象を残し、優位に立つことができます。

消費者との共感を生むデザイン
ブランドが物語るストーリーや価値観が顧客自身のイメージや理想と合致すると、彼らはそのブランドに惹かれていきます。

ロイヤルティを高めるデザイン
一貫したブランディングで、ブレずに継続することでは顧客からの信頼が築かれ、彼らがリピーターになる可能性を高めます。

2. ブランディングデザインの構成要素


ブランディングデザインを構成する要素は、ブランドの個性を形作るパズルのピースのようなものです。 部分ではなく、それぞれの要素がどのように連携してブランドイメージを構築するかブランディングデザインのクオリティに大きく影響します。

 ロゴデザイン 

ブランドの「顔」となるロゴは、企業や商品の認知度を高める役割があります。人は文字よりも画像のほうが記憶に残りやすいという性質をもっていることからもとても重要です。

 カラーパレット 

色は感情を引き起こす力があります。例えば、青は信頼や安心や清涼感を、赤は刺激や情熱や愛情を心理的に感じる人が多いです。

 フォント 

ブランドの「声」を表すフォントは、ブランドの性格が伝わります。例えば、厳格で伝統的なブランドは、モダンなフォントよりも古典的なフォントを選ぶかもしれません。

 写真やイラスト 

写真やイラストなどのイメージ素材は、ブランドの性格や強みをもっとも早く、効率的かつ効果的に浸透させることができます。

3. 効果的なブランディングデザインの考え方


デザインは見た目以上のものを伝えます。ブランドの哲学、価値、そしてストーリーを視覚的に表現するためには、戦略的な思考が必要です。ここでは、効果的なブランディングデザインを考える際のアプローチについて説明します。

お洒落なだけのデザインではない
デザインは機能的であり、ブランドの目的とメッセージをサポートする必要があります。

ブランドコンセプトの決定
ブランドの基本的な価値観やビジョンを明確にし、それに基づいてデザインを行います。

ブランディングデザイナーの役割と需要
専門家はブランドのビジュアル戦略と、ブランド価値を最大化するデザインを行います。

4. 中小企業のブランディング戦略


中小企業にとって、ブランディングは大企業と同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。ブランディングデザインは、限られたリソースで最大の効果を得るという点において、 結果的にはコストパフォーマンスに優れた方法です。

中小企業がすぐやるべきブランドづくりの方法

中小企業がブランディングを始める際には、まず自社の強みと市場での位置づけを理解することが重要です。以下に、小さな予算でも大きな影響を与えるブランディング戦略を紹介します。

 ターゲットの特定 

顧客のニーズと願望を理解し、それに合わせたブランディングを行います。 ターゲットではない顧客にアプローチしなくて済みます。

 ブランドロゴ&カラーの開発 

前段の要素を全て踏まえ、視覚的アイデンティティを作り上げます。ここでの表現は今後ブレることがないように一貫していきます。

 ブランドストーリー作成 

ブランドの想いやミッション、ビジョンを明確にし、顧客に伝わるカタチにまとめることで、感情的なつながりを築いていきます。

 競合との差別化・差異化 

競合他社の商品よりも優れた点を自社商品の中から見つけ、競合他社が真似できない特性をデザイン表現に仕込んでいきます。

中小企業がすぐやるべきブランドづくりの手順

ブランディングのプロセスは、明確なステップに分けて考えることができます。各ステップは、ブランドの基盤を築き、市場での認知度を高めるために不可欠です。

1. ブランドアイデンティティの定義 
ブランドの核となる価値と目指すべき方向性を明確にします。

2. 市場調査 
競合の分析とターゲット市場のニーズを理解します。

3. ブランドポジショニング 
ブランドが市場内でどのような位置を占めるかを決定します。

4. ブランドメッセージの開発 
ブランドの価値を顧客に伝えるためのキャッチフレーズやスローガンを作成します。

5. ビジュアルアイデンティティの作成 
ロゴ、カラー、タイポグラフィなど、ブランドを視覚的に表現する要素を開発します。

6. ブランドガイドラインの作成 
ブランドの一貫性を保つためのルールとガイドラインを文書化します。

7. マーケティング戦略の実施 
ブランドアイデンティティを市場に浸透させるための戦略を立て、実行します。

8. フィードバックの収集と改善 
顧客からのフィードバックを収集し、ブランド戦略を継続的に改善します。

これらのステップを踏むことで、ブランドは限られたリソースの中でも効果的にブランドを市場に定着させることができます。大切なことは、ブランドづくりが一度きりの活動ではなく、継続的な努力と改善を要するプロセスであるという理解です。

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